日常生活で気をつけることは何ですか?
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感染症の予防と規則正しい食生活
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の悪化因子は様々ですが、ふだんの生活の中でも気をつけられることがあります。
風邪などの感染症の予防や、手のひら・足のうらの保湿を心がけましょう。また、習慣性の便秘や下痢を改善することも大切です。
感染症の予防を心がけましょう
掌蹠膿疱症は扁桃炎、歯周炎、副鼻腔炎などの感染症がきっかけで発症・悪化することがあります1)。日ごろからうがい・手洗い、丁寧な歯磨きを心がけ、感染症を予防するよう気をつけましょう。また、風邪などにかかってしまったら、早く治るように無理をしないこと、必要なら治療を受けることなどを心がけましょう。
1) 小林里実.: Visual Dermatology., 11: 1036, 2012
乾燥させないように、こまめに保湿しましょう
掌蹠膿疱症では、手のひらや足のうらが乾燥しやすく、ひび割れを起こしやすいので、こまめに保湿するようにしましょう。
手の保湿(例)
伸縮性のチューブ型包帯の脇に
切り込みを入れる
切り込みを入れたところから、
親指と小指を出して、塗り薬を塗った手に装着する
足の保湿(例)
塗り薬を塗った足に、
伸縮性のチューブ型包帯を装着する
習慣性の便秘や下痢に気をつけましょう
習慣性の便秘や下痢がある場合は、規則正しい食生活を心がけて改善するように努めましょう。ストレスを溜め込まないことも大切です。自己判断で健康食品などにたよると、かえって悪化することもありますので、あまり改善しない時は内科の医師などに相談しましょう。