総合監修:医療法人桜仁会 いがらし皮膚科東五反田 院長 五十嵐 敦之 先生

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乾癬は治りますか?

残念ながら、現在ではまだ根本的な治療方法は見つかっていません。しかし、適切な治療を行うことで、乾癬の症状が現れないようにすることは可能です。快適な生活を送るためにも、乾癬を理解し、生活習慣への配慮と適切な治療によって乾癬をコントロールしていきましょう。

乾癬は慢性の疾患であるため、良くなったり悪くなったりを繰り返し、その治療は数十年に及ぶことも少なくありません。同じ治療をしていても、そのときの体調や環境などの違いによって再び悪くなってしまうこともあります。

そのため、治療の目標は患者さん一人ひとりで違ってきます。たとえば、「仕事で人と会う機会が多いから、とにかく見える部位は良くしたい」、「症状が強く出るのを防ぎたい」「人目を気にせず外出できるようになりたい」など、患者さんが日常生活を“自分らしく”送れるような治療目標を設計していくことが大切です。

乾癬の症状が悪化するときには、何らかの原因があります。乾癬をコントロールするためには、暴飲暴食、過度の肉体的・精神的ストレス、偏食、風邪をはじめとするさまざまな感染症など、自分自身の日常生活における乾癬の症状を悪化させる原因を見つけだすことも重要です。焦らず、気長に乾癬と向き合っていきましょう。