行動こそが、明日を変える 乾癬5アクション

乾癬の治療に取り組む皆さまへの応援メッセージ 元女子モーグル日本代表 上村愛子 インタビュー「行動の先にあるもの」

モーグルスキーヤーとして、絶えずベストを尽くしてきた上村愛子さん。
その挑戦に満ちた人生を、“5つのアクション”に沿って振り返りながら、
自ら行動を起こすことで学んだことや手に入れたものについて語っていただきました。

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Action 1 自分を知る

モーグルというスポーツに夢中になった理由は何ですか?

モーグルに夢中になったのは、難しい技術が必要なスポーツだったからですね。自分の性格上、チャレンジせずにはいられないというか。練習を積むたびに、初めは3コブだったのが4コブ滑れるようになったり、新しい技ができるようになったりして、少しずつ前に進んでいくのを実感できて、すごくのめり込みました。

なぜ、何かを始めるときに“自分を知る”ことが必要なのでしょうか?

モーグルを始めた頃は、思うようにいかないことの連続でした。だから、少しでも上達するために、今の自分が何ができて何ができないかを知ることが必要だったんです。正直に言うと、自分の弱さや足りていない部分を受け入れることは、すごく怖かったです。でも、そこから逃げないことで、次の一手につながるヒントを見つけられました。


Action 2 目標を立てる

オリンピックの金メダルが目標になったのはいつですか?

1998年の長野オリンピックで、いつも一緒に練習していた先輩が金メダルを取ったときですね。それまではオリンピックに出られるだけで満足だったのですが、「世界で一番の景色はどんな景色なんだろう」という気持ちが芽生えたことで、強い意志を持った選手に生まれ変わりました。

“目標を立てる”ことで得られたものは何ですか?

目標を立てることで、やるべきことが明確になりました。目標を達成するために何をすべきかとか、いつ頃までにはこの成果を手にしていたいなとか、足りない部分はどのくらいの期間で補おうとか、綿密に計画できるようになりました。だから、1日1日の練習がすごく充実するようになりましたね。


Action 3 視野を広げる

20年間の競技人生における大きなターニングポイントはいつですか?

2006年のトリノオリンピックが5位という結果で終わったときです。メダルに向けて自分が正しいと思う道を歩いてきたのに、満足のいく滑りができなかったんです。自分のやってきたことを信じているからこそ、「今までのやり方では駄目なのかもしれない」と考えなければいけないのがつらかったですね。大きな壁にぶつかった私は、自分の戦い方を変えるために、視野を広げることを心がけるようになりました。

なぜ、壁にぶつかったときに“視野を広げる”ことが大切なのでしょうか?

トリノオリンピックを経て、目標に辿り着くための道が決してひとつではないと気づいたからです。一歩引いた視点で物事を捉え、時には柔軟に方法を変えていくことも必要だと実感したんです。それからは、コーチに言われたことだけを行うのではなく、周りの選手の滑りを見て「あの部分を参考にしよう」とか、自ら色々なアプローチを試してみるようになりました。


Action 4 方針を決める

自分の滑りを目指して、どのような方針を決めましたか?

まず、肉体改造を図るために体力トレーニングの方法を変えました。それから、トリノオリンピックまでは大技とされるエアーを重視していたのですが、滑りの基礎であるターンの練習を強化しました。さらに、コーチとも以前より意思疎通をとるように心がけました。

“方針を決める”ことで成し得たことは何ですか?

2007-2008年のワールドカップで年間総合優勝を達成しました。肉体改造やターン技術を強化したことで、滑りに安定感が生まれたからだと思います。積み重ねてきたものをイチからやり直すのは勇気がいりましたが、方針を決めて毎日こつこつ取り組んだことで、大きな結果を手に入れることができました。


Action 5 自信をつける

本番前にどうやって自分に“自信をつける”のでしょうか?

私はもともと自信があるタイプではありませんでした。だから、スタート前に足が震えないように、鏡に向かって「私ならできる」とよく言い聞かせていました。「自信」という漢字の通りなのですが、自分がやってきたことを信じてあげる、もうそれが全てだと思いますね。

行動の先にあるものは何ですか?

「明日はもっと笑っていたい、もっと上手くなっていたい」と前向きな気持ちを胸に進んできた結果、モーグル選手として自分が思ってもみなかった場所に辿り着くことができました。20年という競技人生を振り返ってみても、チャレンジし続けて良かったなという思いしかありません。選手を辞めた今も、こうして胸を張って生活できているのは、自分の滑りのために何かを変えようと思って行動したことの成果なのかなと思いますね。


乾癬の治療に取り組む皆さまへ

乾癬の治療に取り組んでいる皆さん、前向きな気持ちで物事に取り組むことで、今までは気づかなかった変化にも気がつくことがあるかもしれません。
私、上村愛子は、皆さんと乾癬5アクションを応援しています。

上村 愛子(うえむら あいこ)

1979年12月9日兵庫県伊丹市生まれ。元女子モーグル日本代表。オリンピックでは5大会連続入賞を成し遂げ、モーグル史上日本人初のワールドカップ年間総合優勝も達成。2014年4月引退。

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乾癬5アクションは、治療に向けて自ら行動を起こす患者さんをサポートするウェブサイトです。
総合監修:NTT東日本関東病院皮膚科 部長 五十嵐 敦之